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SDWT 3 : 人を場所に繋ぎとめるもの

場の話(PodCast)

友人と話していて、話題のSecond Lifeは「目的のないゲームだから困る」というのがありました。僕らはゲームというものは、高スコアを上げるとか、全面クリアするとか、相手に勝つとか、ある程度目的を与えられてそれを果たすことで満足を得るわけですが、どうやら最近のゲームは違うようです。

食べ物だったり音楽だったり芝居だったり風景だったり、人を場に繋ぎとめるのにはそこにその人の目的があるからであって、無目的の散策ということも当然人の行動としてはあるわけですが、ことに「場所に繋ぎとめるもの」というのはそれが目的化されていなければ駄目で、ですから人を呼び込む集客施策として、商業施設で言えば、美味しい飲食店だったり著名なアーティストのイベントだったり高名な芸術家のオブジェだったり夜景を一望できる展望台が必要だったりしているわけです。

こういったことと同列で、最近「ネット」というのが人を場に繋ぎとめるための一つの要因になっているようです。無線LANの繋がるカフェや図書館、公衆無線LAN、そして共有無線LANであるFONのようなサービスも出てきており、アクセスポイント自体がネット接続を求める人にとっての「場所に繋ぎとめるもの」となっています。

これは今通信の発展が中途にあるということが大きいのかも知れません。携帯がハイスペックになれば携帯通信であらゆることが出来るようになるかも知れませんし、PHSがハイスピードになれば無線LANレベルの速度で通信できるようになるかも知れませんし、あまねく広範囲のエリアを公衆無線LANがカバーするようになればアクセスポイントの所在を気にしなくてもいいかも知れません。

「場所に繋ぎとめるもの」ならばまだいいのですが、「自分の意に反して、場所に繋ぎとめられている」ということになると問題です。しかし、往々にしてネット接続の場合は、繋ぎとめられている傾向が強いように思います。ネットがなくてもある程度仕事をできるようにしておいた方が、移動体通信の発展が中途の現在においては、自分の行動半径が縛られなくて済むような気はしています。

手帳とペンと携帯電話(Shutdown Dayで携帯電話をOFFにする必要があるのかどうか話題になりましたが、やっぱりOFFにすると遠隔地にいる人と仕事はできず、最早元に戻れないよねという話になりました)があればとりあえず仕事は動かせる、前に進めるという仕事の体勢がいいような気がします。

モバイルってのはPCやネットが出来てから生まれてきた、「場所への強烈な束縛」からのある種の解放運動なわけですが、まだまだ標準化されていなくて必要十分条件を満たしていない部分がありますから、もう10年も経つとそう言った束縛を受けなくても済むようになるのかも知れませんが、とりあえず、今解放運動を自分の中でやろうと思うと、それはアナログへの回帰のような気もするのですよね。

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