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SDWT 6 : 記録に残せる時代

表現の手段や場(Podcast)

以前、歴史は作られているという記事を以前書きました。CGMというユーザが歴史を紡いで行く仕組みがあり、検索エンジンという紡いだ歴史を整理していく仕組みがある。ネットの世界は今膨大な歴史の貯蔵庫の様相を呈しているのではないかと思います。

インターネットは即時性、速報性に重きが置かれているようにも思われますが、一方で膨大なコンテンツのアーカイバでもあるわけです。今あまり気に留めずツラツラと書き綴っているブログやメールが10年20年もしかすると100年後大きな意味を持ってくる可能性はありますよね。

記録に残すということは、古い時代に目を向けると特権階級にのみ許されたことでした。稗田阿礼によって編纂された『古事記』は、天皇家の歴史を綴ったものです。時の権力者が自分の血族の優位性を証明する材料として歴史書があったわけです。

それが今はその気になれば誰でも克明に記録を残していくことができます。しかも文字だけでなく写真や音声、動画、地図情報などなどありとあらゆるものがデータ化されサーバという歴史のアーカイバに蓄積され誰の目にも触れるようにできるということ。

今のブロガーに自分史を書いているという意識があるかというと、そういうものは一部の執筆に熱心な人を除けば、希薄なんじゃないかと思いますが、それでも結果としては大量の個人に関するコンテンツがネットの世界に残ることになります。

Shutdown Day Workshop Tokyoの中でも「個人行動の記録の自動化」ということが話題になりました。音声認識ソフトで直接ブログを更新できるようにするとか、個人行動記録ロボットが伴侶としてついて随時人の行動を記録に残してくれるとか。

僕の先輩で面白い人がいて、大学1年から社会人の現在に至るまで、とても面白いとある同期の名言をひたすらWEBに書き連ねています。一部のSFC生にカルト的人気を博していたコンテンツです。練習でも酒の席でも麻雀の席でも、面白い名言があればすぐさま手帳に書き留めて、せっせとWEBサイトに掲載していました。あの人はある種の個人行動記録ロボットなのかも知れないなあ。

よくラグビーの話で、ラグビーなんてもう何年もできるもんじゃないのだから、今のうちやれるだけやっておいた方が絶対いいんだなんて話になりますが、実はブロギングも一緒でラグビーほどではないにしても一生続けるかどうかはわかりませんから、やれるうちにしっかりやれるだけのことをやっておいた方がいいと思うわけです。

まあ、やれるうちにやれるだけのことをってのは、何に対しても大事ですけどね。生きることに貪欲であるということですから。

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