フラット化しない世界
僕は経済をまともに勉強してないので、ベストセラーになったThomas Friedman氏の『フラット化する世界』へのアンチテーゼを提示するような真似はできないのですが、何となく世のニュースを見ていると、世界はフラット化しないんじゃないかなあと漠然と思ってしまいます。
そんなことを思っている理由はこんなことです。
- 石油、穀物など人間の経済活動に基本的なモノの価格が世界的に高騰し争奪戦が繰り広げられている
- 排出権などエコ機運の盛り上がりによって、製造にかかるコストが更に膨らむ
- 21世紀の世界の工場、世界の台所になりつつある中国から、品質や安全面で不安な商品が世界的に流通し問題となっている
日本では格差社会が問題になっていますが、物の生産ということで考えると、高いものと安いものの格差がより開いて、良いものと悪いものの二極化が明確になっていく、格差が開いていくのではなかろうかと感じます。
確かにグローバリゼーションが進み、ネットワークインフラが整備され、教育水準も上がっていくと、フラット化する世界が示唆するような現象は十分に今現在でも起きていると思うわけですが、一方で、お金があるところには良いものが、お金がないところには悪いものが流れるというような悪い風潮がより顕著になりそうな予感がするのですね。
それ資本主義、市場主義の原理原則だと言われればそれまでなのですが、日本ではその歪が格差社会だと言われている訳で、それがグローバルに起こり得ると思うと、ちょっとぞっとします。今でも十分格差世界ですから、世界はフラット化の方向に向かって欲しいとは思うのですけれども。





コメント
日本で格差社会が問題視されているけど、本来そういう格差社会なるものは存在しなくてはいけないものであったのがたまたま近年、メディアなどで顔を出すようになっただけです。
基本的に光があれば闇があるようにお金持ちがあるようにお金持ちじゃない人がいるようなもの。
お金があるところでは資本主義が宗教であり、イスラム圏のようなもともと貧乏圏ではイスラム宗教という現世では貧しくてどうしようもないから早く死んで常世にていい暮らしをするという事が示されているらしい。
宗教とは便利なもので日本語でもマツリゴト(政)と政治のセイの字を取っていますから宗教とは束ねる目的の為に人々が作ったものだと俺は思います。
で、本題の世界がフラット化するとかしないとかの話ですが、世界は昔よりはフラット化しているでしょう。少なくともWW2やそれ以前よりは。それにはネットが貢献しているし、交通手段も空路、陸路、海路と色々とある。
しかし、世界がフラット化する為には共通言語なるものが必要になる。
共通言語を世界で認識しなくてはいけないのだが、その共通言語に関しては日本や韓国、中国はかなりの出遅れをしている。
ここでいう共通言語とは日本語、中国語や韓国語などはまったく入る余地がなく、英語が共通言語である。
つまり英語を国民が共通言語という認識をもてなければ世界のフラット化はありえない。ココにまた格差社会なり、格差国家があらわになるという事です。
KONYに行った人々は幸いにも英語と日本語をどちらもおぼつかなくではあるが、問題なく話したり、書いたり出来る。
しかし、日本では一般の人が公立校やら私立であっても英語の授業というのはあまり目立った傾向はないだろう。確かに授業で英語の科目があったとしても、普段の日常の中では100%日本語でのコミュニケーションであるのでまったくと言って良いほど意味がないと俺は思う。
また、NOVAなり英会話なる塾とかに通っていてもそれはそれでおめでたい話だとオレは思う。それはその時間は学校での英語の時間と同じである。少なくとも学校で英語の授業を聞いたり勉強したりするよりは進んでそういうところにいくのであるから熟練度は多少は上がるだろう。
ただし、「多少」である。本格的に英語やらフランス語やらスペイン語でも何の言葉でもよいが覚えたいのならその国に行くのが一番である。
まだまだ、世界がフラット化しない要因というのはあるが、日本の要因は言語から始まり、政府の対策の乏しさに尽きるだろう。
投稿者: Steve | 2007年10月20日 06:34
おお、このコメントだけで、
一つの記事くらいのボリュームあるね。
サンキュー。
何かこうフラット化しないというのは、
現状維持ですらないと思っているわけですよ。
特にモノの流れという観点で見ると。
言語障壁とかは確かにそうで、
でもこないだBaiduが検索で世界3位になったりしたのを見ると、
中国が中国語圏で良かった、などと思ったりもしました。
今回考えたのは経済活動がフラット化しても、
経済構造はフラット化するのか?みたいなことです。
投稿者: 加藤康祐 | 2007年10月20日 09:55