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完璧は絶望

久保帯人氏の『BLEACH』という週刊少年ジャンプに連載されている漫画がありまして、何だかんだで僕は愛読しておるのですが、涅マユリというマッドサイエンティスト的なキャラクターが今週号で非常に良いことを言っていました。「完璧は絶望」ということです。

単行本を買うと、巻頭に散文詩が書かれていて、それもなかなか読ませます。この人の狙った笑いは全く面白くないのですが、文学的なセンスはある人なんだろうなあと思って読んでいます。

「完璧は絶望」というフレーズは多くを語っていると思います。科学者に限らず、モノ作りに携わる人は常に「より良いもの」を目指して、成長と革新を続けます。その終わりのない旅にこそ遣り甲斐があり生き甲斐がある。だから人は作り続けることを諦めないし、老いて衰えることを恐れる。

そういう探求し続ける人種にとって「完璧」というのは終点であり、まさしく「絶望」であるのだろうと思います。死ぬまでより良いものを作り続けたいと願う人にとって、完璧な存在というのは存在しない、もしそんなものがあるとしたらそれは「絶望」という解は、漫画とは思えぬほど深い。

これは漫画家としての久保氏の哲学の表れなんでしょうね。

僕自身、いきなり完璧なものなど作れるわけがないと思っていて、むしろクライアントの傍で作り続けることに重きをおきます。作りきりではなく、できる限り作り続ける契約をクライアントとは交わしたいと思っています。

ちなみに、この涅マユリというキャラクターの必殺技がとても素敵です。金色疋殺地蔵(こんじきあしそぎじぞう)。

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コメント

確かに。

俺は完璧を求める方だから、困ってる。

人に完璧を求める時ほど、無力な自分を認識してしまうのが悲しい。

誰にとっての、何に向けての「完璧」なのか、
という視点が大事だと思うね。

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