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平和と平静

昨日、グラウンドで先輩が「昔は運動中水を飲めなくて田んぼの水をロードワーク中に飲んだなんて逸話も聞かされたけど、冷静に今の日本の気温だと夏場に運動中水飲めなかったらバタバタ人倒れるだろ」なんて話をしていました。確かにちょっと前は30℃越したら大騒ぎだったものが、昨今は日本でも40℃越えたなんて話を毎年聞きますし、大都市の気温は軒並み上昇傾向にあるのはご存知の通り。

先日、酒の席で「日本がこれぞと世界に誇れるものは何か?」と聞かれた時、その方は「平和だと思う」とおっしゃっていました。世界広しと言えども、これだけ平和な国はないというのはよく聞く話です。この間も凄惨で猟奇的な殺人事件が報道されていましたが、それでも戦渦に巻き込まれている国や貧困や疫病に苛まれている国々に比べたらやっぱり相対的には平和なのだろうと思います。

思えば冷戦構造というのも目指していたこと、旗印は平和だったのかもしれません。アメリカ大統領の「Peace」という言葉は、何だか非常にざらついて耳に聞こえる言葉ですが、何かこう世界平和というを目指していても、世界は丸くおさまならいんじゃないかなどと最近感じています。

今、取り戻すべきは「平静」な国、「平静」な世界なんじゃないかと思ったんです。

資源の問題とか、気候の問題とか、食料の問題とか、世界平和だけで拾えていない問題があるのではないかと思います。「足りないこと」へ援助の手は差し伸べても、「やり過ぎなこと」への自制が今まで欠如していたような気がします。

地球全体が狂想曲の中にいるような、人類が熱気を帯びすぎているような、グローバリズムって実はそういうことに対しての強力過ぎるアクセレレータであるような気もします。

とは言え、おそらく人類の歴史に平静な時代なぞなく、時代時代でその時代の狂乱が合ったのかも知れませんが、逆に言えば、そろそろ落ち着くところに落ち着けないのか、という気もします。

「地球が悲鳴を上げています」みたいなことは安っぽいので言いたくありませんが、何かこう下り坂をハイギアのままで駆け下りてブレーキ効かなくなっちゃうだろう、というような印象があります。

「淡々と生きていく」ことを考えなければいけないのではないかと。ローギアな話ですけど、少なくともメディア越しに見る世界は、そう思わざるを得ない狂気を多分に孕んでいるように思います。

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