趣味先進国アメリカに学んでみようと思う
Posted on | 2010/4/26 19:01:47
そもそもアメリカが趣味先進国かどうかは定かではないのですが(前提条件がウヤムヤじゃないか!)、ただことに最近僕がアメリカのWEBサービスで気になっているのが、「趣味悠々」と言いますか、何かNHK的というかNHK教育的というか、セミプロとか、セミセミプロみたいな人を上手にすくっているサービスなんです。DIYと言うとアメリカ型のホームセンターを思い浮かべますから、あながち間違ってない気もします。アメリカに留学していた後輩から、ヘタクソなウッドデッキをホームステイ先で散々自慢されたけど、あれはあれでいい文化だと思う、みたいな感想を聞いたこともあります。その辺りがどうやら面白そうだぞという気がします。
Etsyはハンドメイドに特化したマーケットプレイスです。例えば僕が最近興味がある、陶芸なぞのカテゴリに進んでみますと、72000点の商品が登録されています。ちょっとこの量はすごいです。通常の小売はとてもじゃないですが、陶器だけでこの品数は扱えないと思います。勿論、個人によるハンドメイドですから玉石混淆です。ただ、お金を払っても欲しいものもあります。以前、Bloggingの項でも「Etsy.comって無茶苦茶面白いな」ということで取り上げていますが、このサイトは目から鱗でした。
今、日本のネットで流通しているものの多くは既製品です。ネットとは言え、商社があって、卸があって、そこから小売に流れているわけで、日本国内で流通し得る既製品という意味では、実はリアルからネットにシフトしても、商品自体は一部の例外はあっても大きくは変わっていないわけです。後はオークションなどを中心としてセカンドハンド、中古品というのがありますね。しかし、この一般人によるハンドメイドの商品、というか作品がネットで流通するというのは結構すごいことだと思っていて、先述の記事でも、こんな印象を持ちました。
オークションで本物だか偽物だかよくわからない商品を買うより、オハイオのポテト好きのオバサンが作ったマグカップを買う、みたいな方が面白い気がする
そう、なんか手に取れないリスクとか、買うに値するという品質の信頼性とかいうことより、まずもってこういうのって未体験であるが故に、商行為として面白いんじゃないかと思うんですよね、単純に。
次に趣味、というわけでは必ずしもないのですが、Kickstarterを取り上げたいと思います。簡単に言うと、小さな目的のために、小さなお金を集められるサイトです。ファンドレイジングというとカッコいいのですけど、取り上げられているプロジェクトは多分に趣味的であります。エンジェルというよりパトロン。村上ファンドというよりあしながおじさん。そんな感じです。
ただこれ面白いのは、社会のために有用だからお金ください、ってだけじゃなくて、10ドルくれたらこういう特典があります、100ドルくれたらこういう特典があります、ということをきちんと約束しているんですね。勿論、プロジェクトに関しても、プロジェクト発起人に関しても説明がありますし、ただやっぱりディールが提示されているの大事ですよね。
こういうのも詐欺師だったらどうするんだとか、正しい金の使われ方をするのかとか、信用の担保をどう取るんだとか、色々リスクをあげたらきりがないんでしょうが、お金の使い方として面白いんじゃないかと思うんですよね、単純に。
勿論、日本にも面白いサービスはあるんです。僕の部屋にはART-MeterというWebサイトで買った絵が2点あります。こんなのとか、こんなのとか。誰でも知ってる有名な画家のレプリカとかポスターとか飾るよりは、一点物に巡りあってしまった方が楽しいと思うんです。白洲正子さんも古伊万里の贋作でも気に入れば関係ないと他の真作以上に愛でたと言いますし。モノだってヒトと同じように、絶対的な価値なんかなくて、相性だと思います。芸術的価値みたいなアカデミックなアプローチをしない限り。
とは言え、多くの人にとってはモノって、芸術的な価値より、生活的な価値だと思うのです。
そんなわけで、日本にもいいサービスはあるのですが、アメリカはちょっと先行ってるのかな、などと個人的には思っていて、そこには何か面白いことを商売にする巧さみたいなものも感じます。今、ソーシャルって言うと、コミュニケーションがメインで、TwitterとかUstreamとか取り上げられているわけですが、今度はそういうことをモノにシフトして考えた時に、DIYというかセミプロというか、そういうものが流通するプラットフォームっていうのは、ちょっと新ジャンルなような気もします。
そうそう最後に面白い本をご紹介。とは言え、僕も友人に紹介してもらったのですが。
Clarkson Potter
売り上げランキング: 166760
副題に「How to Make [Almost] Everything」とあります。この辺りが、敢えて今回、「趣味先進国アメリカ」って言ってみた理由だったりします。


意外と知らない、「ヒトリシゴト」。案外、愉快で、楽しいです。気軽に読める、ビジネスエッセイ。

プランナー、加藤康祐のブログ、kosukekato.com : the idea espressoに掲載したコラム、2006/7/20「歴史は作られている」から2010/5/23「行為が流通するプラットフォームに新しい時代を感じる」を一冊の本にしました。

今話題のInstagramを使った写真集です!あなたもInstagramするきっかけになれば!68点の写真を収録。
- blog.daichisakota.com - ちょっと考えられないくらい美味かった「いわもと Q 」(麹町)
- TechCrunch Japanese - Instagramのファウンダのガールフレンドが自作のWebアプリをバレンタインデーギフトに
- TechCrunch Japanese - アメリカの世帯でケーブルTVの解約増加―視聴方法は大幅に多様化(Nielsen調べ)
- TechCrunch Japanese - Foursquare、モバイルアプリケーション版でも「探索」を充実して「地域検索エンジン」機能を強化
- TechCrunch Japanese - LinkedIn、ウォール街予測を上回る。Q4売上は105%増の1.677億ドル
- ハッカー集団、シマンテック「pcAnywhere」のソースコード公開 - CNET Japan
- blog.daichisakota.com - フリーランスになって一週間が経ちました










![ReadyMade: How to Make [Almost] Everything: A Do-It-Yourself Primer](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41473HXM7WL._SL160_.jpg)


