逞しい女性社会起業家論

Posted on | 2009/4/12 23:23:58

先日週刊ダイヤモンドを購入しましたら、「社会起業家特集」をやっていました。僕が卒業した慶應大学のSFCは今や社会起業家の総本山みたいになっているかのような取り上げられ方で、SFCというのは基本的には常にアーリーアダプターでありたい欲がある学校なので、必然と言えば必然なのですが、僕の時代はネットとかITとかベンチャーとか金融工学とかいう言葉が躍ってましたが、どうやら昨今は社会起業家がトレンドのようです。

正直、社会起業家特集で取り上げられていた人たちを見てもよくわかりませんでした。例えば、マザーハウスのジュートの鞄とかは社会起業家云々の前にファッションとしてとても興味があって、注目していたけど、イマイチ年が離れていることもあるのだけど、SFCからそういう世界を志向するメカニズムがちょっとわからないなあというところもあるのですよね。

とか言っている割に、実は僕の周りに結構社会起業家っぽい人っているんです。しかも全て女性。既にご結婚されていて、主婦をしながら仕事してるというのが共通項。はっきり言って逞しい人ばかり。

今日は3例紹介してみようと思います。

まずはエコピリカ。僕のクライアントでもあるのですが、捨てられていくゴミの価値を再発見して、デザインを介したリユースプロダクトの提案をしています。かなりメディアに取り上げられているので、ご存知の方もいるかも知れません。

僕は元々そんなにエコエコしてない人間なのですが、この仕事を通じて色々考えさせられるところがありました。今でもエコしようと積極的に思っているわけではないのですが、サステイナビリティということを色々な分野で確保することは、これからの時代大変重要なことだと思っていて、そういう意味でも大変勉強になりました。

次によかもん発見たい。字面を読んでいただくとわかると思いますが、熊本です。熊本の農家の皆さんをネットワークして安心安全で美味しい野菜や果物や加工物を届けてくれるサービスです。

農業というのは色々な意味で制約が多くて、既得権益じゃないのだけれども、なかなか付加価値が作れない、ある種の構造的な理不尽さがある分野だというのは聞いています。実はこれやっている人、Experience Transportersの名づけ親的存在でして、僕の学生時代からの飲み友達ですので、応援しています。

最後に印刷の余白Lab.です。EUREKA読んでくださっている方は、ETの名刺作成の件でご存じかも知れませんが、特殊印刷コーディネーター的なことをフリーランサーとしてやっている僕の仲間です。

あまり社会起業家という意味ではピンと来ないかも知れませんが、農業と同様、印刷業界も非常にローカルに発展して来た業界で、現状は厳しいというのが実際。そんな中で、安い早いだけでなくて、印刷会社が持っている固有の特殊技術をピックアップして仕事の体裁を整えるってことは立派に対社会の役割を果たしている好例だと思うのですよね。

皆様共通して思えるのは楽しんでいるなあと。仕事も楽しんでいるのだけど、仕事を含めた人生を楽しくしよう豊かにしようという非常にポジティブな意気込みが付き合っていると感じられて、今後も益々ご活躍して欲しいなあと思います。

「原始女は太陽であった」ではないけれども、逞しい女の人が社会を変えようという試みをビジネスベースで取り組んでいるってことは、とってもカッコいいこだと、身近な人たちを見て感じています。

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