ワールドカフェとアリエッティ
Posted on | 2010/7/31 21:51:17
何でも繋げるのが仕事の加藤です。今日は初体験だったワールドカフェと、先日感動した『借りぐらしのアリエッティ』を繋げて考えてみたいと思います。
アリエッティのすごさは、もし自分が小人になったらという仮定のもとに、目の前で繰り広げられる「小さな世界」におけるアクション、そのアニメーションに自分のイマジネーションが納得性を与える、という作業が繰り返されるということにあると思いました。「ああそうなのか!でもそうだよな!」がこれでもかこれでもかと繰り広げられるわけです。それだけでやられてしまう。
ワールドカフェって、噂はかねがね聞いてましたが、僕勉強会とかあまり行かないしというわけで、本日の日産のthe new action TOURというEVの地域社会への普及を考えるワークショップで初体験したのですが、まさしくこれって、アリエッティで体験した世界だなと思ったわけです。
一見、ワールドカフェとアリエッティでは全く異次元の話のようですが、繋がるんです。
今日のワールドカフェでは、第一日目ということで、EVが普及した神奈川のことを考えました。つまりEVをまだ所有してない人間が、それが普及した社会のことを考えるわけです。ただ、未体験の世界ではあるものの、午前中に試乗させてもらったり、講演を聞いたりして、「納得性」の材料は与えられていたわけです。ですから、自分の頭で、EVが普及したらどうなるか、ということを考えた時に、午前中得た知識が、自分のポッと浮かんだアイデアに「納得性」を持たせる、までにはいかないものの、「納得性」を感じさせるくらいまでにはいくんですね。それがアリエッティで体験した、アニメーションのクリエイティビティに追随する自分のイマジネーションの感覚、と妙に重なって面白かった。
せっかくなので、今日思いついたアイデアで面白かったのをいくつか挙げときます。
- モビリティの確保を目的としての地域社会の再構成
- 乗用車を「所有しない」ことを前提としたモビリティ社会
- 「駅馬車」文化の再興(チンギス・ハーンの狼煙による情報伝達とも近いか)
などというところです。
電気自動車の時代になると、「グリーンだよ、いいんだよ」というところより先に頭が進んだのは本当に良かったなあと思っていて、それは文脈としてというか、ワールドカフェを通じたダイアローグの中で、他の人の意見を踏襲しながら、自分の頭をちょっとずつ整理できたというのが良かったように思いますね。
最初に戻すと、アイデアは思いつきでしかないのだけれど、ワールドカフェとアリエッティに共通するのは、材料を持っていることによって、「空想の再現性」というのが担保されるのだなあということです。その辺りが妙に楽しかったんですよね。


意外と知らない、「ヒトリシゴト」。案外、愉快で、楽しいです。気軽に読める、ビジネスエッセイ。

プランナー、加藤康祐のブログ、kosukekato.com : the idea espressoに掲載したコラム、2006/7/20「歴史は作られている」から2010/5/23「行為が流通するプラットフォームに新しい時代を感じる」を一冊の本にしました。

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